早期償還リスク

リスク管理
よみ:そうきしょうかんりすく
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛 編集方針
🗂 投資戦略・リスクを管理する ★★ 標準

「早期償還リスク」とは

債券や仕組債が満期を待たずに償還され、見込んでいた利息の受け取りが途中で終わってしまうリスクのことです。

📌 投資判断のポイント

満期の前に償還されて見込んだ利息が途切れるリスクです。発行体は金利が下がった局面で繰上償還を選びやすく、有利な債券ほど早く消えるという非対称さに注意が要ります。

早期償還リスクはどういう仕組み?

発行体が任意で繰上償還できる条項が付いた債券や、あらかじめ決めた条件を満たすと自動的に償還される仕組債で問題になります。発行体が繰上償還を選ぶのは、多くの場合、市場の金利が下がって低い利率で借り換えられるときです。つまり投資家から見ると、有利な高い利率の債券ほど早く消え、残るのは条件の悪いものになりやすい、という非対称な関係が生まれます。償還された資金は金利が下がった環境で再び運用することになるため、再投資リスクと表裏一体の関係にあります。

早期償還リスクの具体例と注意点は?

利率だけを見て購入すると、その利率を満期まで受け取れる前提で計算した収益が実現しないことがあります。目論見書や商品の説明書で、繰上償還の条件、判定する日、償還される場合の金額を確かめておきます。仕組債では、株価や為替が一定の水準に達すると早期償還になる設計が多く、逆に不利な方向へ動いた場合は満期まで残って損失が確定する組み合わせもあります。有利なときだけ早く終わる構造かどうかを見極めることが大切です。

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