分配落ち

資産運用
よみ:ぶんぱいおち
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛
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「分配落ち」とは

投資信託が分配金を出したことにより、その金額の分だけ基準価額が下がることをいいます。

📌 投資判断のポイント

分配金を支払った分だけ基準価額が下がる現象で、運用が悪化したわけではありません。基準価額の推移だけでは比較を誤るため、分配金を再投資したトータルリターンで判断します。

詳しい仕組み・意味

投資信託の分配金は、外部から新たに入ってくるお金ではなく、その投資信託が抱える純資産の中から支払われます。したがって決算日に分配金が確定すると、翌営業日の基準価額は分配金相当額を差し引いた水準から始まります。これが分配落ちで、値下がりを意味するわけではありません。株式の配当における配当落ちと同じ構造です。運用成績を正しく比べるには、分配金を再投資したものとみなして計算するトータルリターンを用いる必要があり、基準価額の推移だけを並べると分配頻度の高い商品ほど成績が悪く見えてしまいます。運用会社が公表する月次レポートには、分配金込みの騰落率が併記されているのが通例です。

具体例・注意点

基準価額10,000円の投資信託が100円を分配すると、他の要因がなければ翌営業日の基準価額は9,900円になります。分配金が出た日に値下がりしたと受け取ってしまう誤解は、この仕組みを知らないことから生まれます。分配金の一部が元本の払い戻しにあたる場合は、受け取った時点では課税されない代わりに、個別元本が引き下げられます。分配の有無ではなく、資産全体がどれだけ増えたかで判断することが大切です。決算日をまたぐ直前に買っても、分配金の分だけ基準価額が下がるため得にはなりません。

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