上場廃止

制度・取引
よみ:じょうじょうはいし
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛 編集方針
🗂 制度・取引を理解する ★★ 標準

「上場廃止」とは

証券取引所での売買の対象から外れることです。株式そのものは消えませんが、市場で気軽に売ることはできなくなります。

📌 投資判断のポイント

証券取引所での売買の対象から外れること。業績悪化や基準未達による場合と、TOBやMBOによる完全子会社化の場合があり、理由によって株主への影響が大きく異なる

上場廃止はどういう仕組み?

上場廃止には、上場維持基準を満たせない、債務超過が続く、有価証券報告書を期限までに提出しない、監査法人の意見が得られないといった理由で取引所が決める場合と、TOBやMBOで完全子会社化される場合のように会社側の事情で決まる場合があります。

取引所の規則に当たるおそれがある段階で監理銘柄に、廃止が決まると整理銘柄に指定されます。整理銘柄の期間は原則1か月で、この間は売買を続けられます。

監理銘柄や整理銘柄に指定されたかどうかは、取引所のウェブサイトや証券会社の銘柄情報で確認できます。保有銘柄が指定された場合は、上場廃止がすでに決まったのか、それとも該当するかどうかの審査中なのかを分けて確かめることが大切です。審査の結果、指定が解除されて上場が続く例もあります。

上場廃止の具体例と注意点は?

業績悪化や不祥事による上場廃止では、整理銘柄の期間中に売りが集中し、株価が大きく下がることが少なくありません。廃止後も株主の権利は残りますが、売却の相手を自分で探す必要があり、現金化は難しくなります。

TOBやMBOによる廃止では、買付価格が市場価格を上回ることが多く、応募しなかった株主もスクイーズアウトの手続きで金銭を受け取るのが一般的です。同じ上場廃止でも理由によって意味が大きく異なる点に注意が必要です。

関連用語

制度・取引 の他の用語

🏷 関連タグ

東証 上場維持基準 整理銘柄

RECOMMENDED COURSE

この用語を、講座で体系的に学ぶ

意味だけでなく、投資判断にどう使うかまで専門家から学べます。

講座を見る →

⚠️ ご利用にあたって

本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。

講座を見る → 無料ガイドを受け取る