取引時確認

制度・取引
よみ:とりひきじかくにん
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛 編集方針
🗂 制度・取引を理解する ★★ 標準

「取引時確認」とは

金融機関などが口座開設や一定額以上の取引の際に、犯罪収益移転防止法にもとづいて顧客の本人特定事項や取引の目的などを確かめる手続きです。

📌 投資判断のポイント

犯罪収益移転防止法にもとづき、口座開設や高額の現金取引の際に本人特定事項や取引目的、職業などを確かめる手続き。開設後に改めて確認を求められることもある

取引時確認はどういう仕組み?

マネー・ローンダリングやテロ資金の移動を防ぐため、銀行、証券会社、保険会社、資金移動業者などの特定事業者に義務づけられています。

個人の場合は、氏名・住居・生年月日といった本人特定事項に加えて、取引を行う目的と職業を確認します。法人の場合は、名称や所在地、事業の内容のほか、会社を実質的に支配している人(実質的支配者)も確認の対象です。なりすましの疑いがあるなど、リスクが高いと判断される取引では、資産や収入の状況まで確認されることがあります。

確認した内容は記録として作成し、一定期間保存することが事業者に求められています。本人確認書類の画像と顔写真を送るオンラインの方法(eKYC)も認められています。

取引時確認の具体例と注意点は?

口座を開くときだけでなく、200万円を超える現金の取引や、10万円を超える現金での振込などでも確認が必要になります。ATMで一定額を超える現金振込ができないのはこのためです。

開設から時間がたった口座でも、金融機関から職業や取引目的を改めて尋ねる書類が届くことがあります。回答しないと取引が制限される場合があるため、心当たりのある金融機関からの正規の案内かを確かめたうえで対応しましょう。

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