「CFPB(消費者金融保護局)」とは
米国で、クレジットカードやローン、銀行口座など、個人向けの金融サービスから消費者を守るための連邦政府の機関。Consumer Financial Protection Bureau の略である。
📌 投資判断のポイント
米国で個人向けの金融サービスから消費者を守る連邦政府の機関。苦情の受付、規則作り、企業の検査、取り締まりを一つで担い、680万件を超える苦情を企業に回してきた。
CFPBはどういう仕組み?
リーマン・ショックの後、2010年の金融規制改革法(ドッド・フランク法)にもとづいて設立された。それまで複数の機関に分かれていた消費者向け金融の法律の執行を、一か所にまとめて責任を持たせるためにつくられた。仕事は大きく分けて、消費者からの苦情を受け付けて企業に回答を求めること、不公正・欺瞞的・悪質な行為を防ぐための規則を作ること、企業を検査すること、法律に違反した企業を取り締まることである。金融教育や、消費者の行動についての調査も役割に含まれている。
CFPBの具体例と注意点は?
CFPBによると、これまでに680万件を超える苦情を企業に回し、回答を求めてきた。ウェブサイトでは、信用スコアやペイデイローン、学生ローンなど、身近なお金の疑問に答える解説を公開しており、米国の高校の個人金融の授業でも教材として使われることがある。一方で、CFPBの権限や規模は政権によって議論の的になりやすく、方針が変わることもある。最新の動きは公式の発表で確かめる必要がある。
日本の消費者保護の仕組みとの違い
日本では、金融機関の監督は金融庁、消費者行政全般は消費者庁、相談の窓口は国民生活センターや各地の消費生活センター、と役割が分かれている。CFPBは、消費者向けの金融に絞って、苦情の受付から規則作り、取り締まりまでを一つの機関で担う点が特徴である。
日本で金融商品やローンのトラブルに困ったときは、消費者ホットライン188(いやや)に電話すると、近くの消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえる。CFPBが一つの機関で受け付ける苦情を、日本では身近な相談窓口が受け止める形になっている。米国ではこの一つの機関が、学生ローンや住宅ローンの相談まで幅広く受け止めている。
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