「コール市場」とは
金融機関どうしが1日から数か月の短い期間で資金を貸し借りする市場です。
📌 投資判断のポイント
金融機関どうしが短い期間で資金を貸し借りする市場です。無担保コールレート翌日物は日本銀行の操作目標で、政策金利の変更がまず表れる場所になります。
詳しい仕組み・意味
日々の決済で資金が余る金融機関と足りない金融機関が、ごく短い期間の資金を融通し合う場です。呼べばすぐ返ってくるほど短い資金という意味から、この名前が付いています。担保の有無で有担保コールと無担保コールに分かれ、翌営業日に返済するものを翌日物と呼びます。
このうち無担保コールレート翌日物は、日本銀行が金融政策の操作目標としてきた代表的な短期金利です。日本銀行は公開市場操作などを通じて市場の資金量を調節し、このレートを誘導水準の近くに保ちます。政策金利の水準が実際の取引に表れる場所であるため、金融政策の効果を最初に確認できる市場と位置づけられています。
具体例・注意点
日本銀行が政策金利の誘導水準を変更すると、その効果はまずこの市場のレートに現れ、続いて短期の貸出金利や預金金利へ波及していきます。変動金利の住宅ローンの基準となる短期プライムレートも、この流れの先にあります。個人が直接参加する市場ではありませんが、預金金利や借入金利の動きを先に知る手がかりになります。日々のレートは日本銀行や短資会社が公表しています。市場の規模や参加者の構成は制度の変更で変わるため、水準だけでなく背景もあわせて確認してください。コール市場の残高や取引の内訳は日本銀行の統計で公表されており、金融機関の資金余剰の状況を読む材料にもなります。
関連用語
金融機関が担保なしで翌日返しの資金を融通する際の金利で、日本銀行の誘導目標として使われます。住宅ローンの変動金利などに時間差で波及します。
中央銀行が意図的に操作する「金利の出発点」。FF金利(米)・コール翌日物(日)が代表。interest-rate(金利全般)の中でも中央銀行が直接動かす金利で、株・為替・住宅ローンまで連鎖的に動かす。
中央銀行が政策金利やマネーサプライを通じて物価・景気を調整する政策。株価・為替・債券すべてに直結するため、FOMCや日銀会合は投資家必須の定点観測イベントだ。
市場金利は、債券や資金の需給によって市場で決まる金利で、景気やインフレ期待を反映する。政策金利とは異なり、投資家の判断が集約された金利である。
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