カレンダー・リバランス

投資戦略
よみ:かれんだーりばらんす
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛
🗂 投資戦略・リスクを管理する ★★ 標準

「カレンダー・リバランス」とは

年1回、半年に1回といったように、あらかじめ決めた日付でリバランスを行う方法です。値動きではなく暦を引き金にします。

📌 投資判断のポイント

日付を引き金にリバランスする方法です。迷わずに済む一方、ずれが小さくても実行するため無駄な売買が出ます。年1回程度にとどめ、まず積立資金での買い増しから検討してください。

詳しい仕組み・意味

リバランスの引き金の決め方には大きく二通りあり、ひとつは配分のずれが一定幅を超えたら実行するリバランスバンド方式、もうひとつが日付で実行するカレンダー方式です。カレンダー方式の利点は、迷う余地がないことにあります。相場が動いているときほど人は判断を先延ばしにしがちですが、日付で決めておけば「いまやるべきか」を考えずに済みます。頻度は年1回から年2回程度が一般的で、頻繁にやりすぎると売買コストと課税が積み上がり、リバランスの効果を打ち消してしまいます。

具体例・注意点

株式60パーセント、債券40パーセントで運用していて、1年後に株式が68パーセントに増えていたとします。カレンダー方式なら、そのずれの大きさにかかわらず決めた日に60対40へ戻します。逆に、ずれが1ポイントしかなくても日付が来れば実行するため、無駄な売買が生じることもあります。実務では「毎年◯月に点検し、ずれが5ポイントを超えていたら戻す」というように、両方式を組み合わせる例が多く見られます。課税口座では売却益に課税されるため、まず新規の積立資金で不足している資産を買い増す方法から検討してください。確定拠出年金の口座内であれば売却益に課税されないため、カレンダー方式は比較的取り入れやすい方法です。年に一度、誕生月などの覚えやすい月に点検すると習慣にしやすくなります。

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