「カレンダー・リバランス」とは
年1回、半年に1回といったように、あらかじめ決めた日付でリバランスを行う方法です。値動きではなく暦を引き金にします。
📌 投資判断のポイント
日付を引き金にリバランスする方法です。迷わずに済む一方、ずれが小さくても実行するため無駄な売買が出ます。年1回程度にとどめ、まず積立資金での買い増しから検討してください。
詳しい仕組み・意味
リバランスの引き金の決め方には大きく二通りあり、ひとつは配分のずれが一定幅を超えたら実行するリバランスバンド方式、もうひとつが日付で実行するカレンダー方式です。カレンダー方式の利点は、迷う余地がないことにあります。相場が動いているときほど人は判断を先延ばしにしがちですが、日付で決めておけば「いまやるべきか」を考えずに済みます。頻度は年1回から年2回程度が一般的で、頻繁にやりすぎると売買コストと課税が積み上がり、リバランスの効果を打ち消してしまいます。
具体例・注意点
株式60パーセント、債券40パーセントで運用していて、1年後に株式が68パーセントに増えていたとします。カレンダー方式なら、そのずれの大きさにかかわらず決めた日に60対40へ戻します。逆に、ずれが1ポイントしかなくても日付が来れば実行するため、無駄な売買が生じることもあります。実務では「毎年◯月に点検し、ずれが5ポイントを超えていたら戻す」というように、両方式を組み合わせる例が多く見られます。課税口座では売却益に課税されるため、まず新規の積立資金で不足している資産を買い増す方法から検討してください。確定拠出年金の口座内であれば売却益に課税されないため、カレンダー方式は比較的取り入れやすい方法です。年に一度、誕生月などの覚えやすい月に点検すると習慣にしやすくなります。
関連用語
資産配分のズレを修正し、元のバランスに戻す行為。リスクを一定に保ち、長期運用を安定させるために不可欠なプロセス。
資産配分が目標からどれだけずれたらリバランスするかを決める許容幅。小さなずれでは動かず売買コストと税を抑えつつ、大きくずれた資産だけ機械的に調整できる。狭すぎると頻繁売買、広すぎると偏り放置。主要資産±5%前後が目安。
売買していなくても値動きの差で配分がずれ、抱えるリスクだけが増えていきます。確定拠出年金では掛金の配分割合を直しても既存残高は動かないので、預け替えの指図が別に必要です。
投資の長期リターンの大半は銘柄選択ではなくアセットアロケーションで決まる。株式・債券・不動産・現金などを相関の低い組み合わせで保有することがリスク分散の本質。年1〜2回のリバランスで崩れた配分を戻す作業とセットで運用する。
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