ブレッドスラスト

相場心理
よみ:ぶれっどすらすと
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛 最終更新:2026-07-13
🗂 売買タイミングを考える ★ 発展

「ブレッドスラスト」とは

ブレッドスラスト(Breadth Thrust)は上昇銘柄数の比率が短期間で急激に上昇する現象で、相場の底打ち・新しい強気相場の初動を示す強力なテクニカルシグナル。マーティン・ツヴァイク(Martin Zweig)が考案した。

📌 投資判断のポイント

ブレッドスラストは10日Advance Ratioが40%以下から61.5%以上に急上昇する希少シグナル。発生後12ヶ月の平均リターンは20〜25%と高く、相場底打ち局面で点灯する。ただしダマシもあるため市場ブレッド指標・ファンダメンタルズと整合性を取って活用する。

📐 計算式・数値の目安

Advance Ratio = 上昇銘柄数 ÷ (上昇銘柄数 + 下落銘柄数)

詳しい仕組み・意味

Zweig Breadth Thrust(ZBT)の典型定義は「10日移動平均ベースのAdvance Ratio(上昇銘柄数÷上昇+下落銘柄数)が10営業日以内に40%以下から61.5%以上に駆け上がる」状態。1945年以降の米国市場で発生は十数回しかなく、発生後12ヶ月の平均リターンは20〜25%と極めて高い「希少だが強い」シグナルとして知られる。2009年3月・2020年4月・2023年11月などの大底直後にZBTが点灯した実績がある。

具体例・注意点

ZBTは「希少シグナル」のため日常的に活用できる指標ではないが、点灯すれば強気相場の長期化を示す傾向が極めて強い。注意点として、ZBTもダマシがあり、2008年9月のリーマン直前にも疑似シグナルが点灯した。市場ブレッド指標(騰落銘柄比率・新高値新安値・McClellan Oscillator)と組み合わせて読み、ファンダメンタルズ環境(FRBスタンス・利益サイクル)と整合性を取ることが必要だ。

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