「議決権」とは
株主総会で、議案に賛成または反対の意思を示すことができる株主の権利です。
📌 投資判断のポイント
株主総会で議案に賛否を示す株主の権利。上場会社では通常100株で1個あり、単元未満株には付かない。重要な議案は3分の2以上の賛成が必要になる
議決権はどういう仕組み?
単元株制度を採用している会社では、1単元(上場会社では通常100株)ごとに1個の議決権があり、単元未満の株式には議決権がありません(会社法第188条・第189条)。議決権を持つのは、基準日の時点で株主名簿に載っている株主です。
決議には、出席した株主の議決権の過半数で決まる普通決議と、3分の2以上の賛成が必要な特別決議などがあり、定款の変更や合併などの重要な議案は特別決議になります。
議案ごとの賛成・反対の数は、総会の後に提出される臨時報告書で公表されます。機関投資家は議決権の行使方針と結果を公表することが多く、取締役選任議案の賛成率が低い会社は、翌年に経営陣が方針を見直すきっかけになることもあります。
議決権の具体例と注意点は?
総会に出席しなくても、郵送やインターネットで事前に議決権を行使できます。多くの上場会社では、パソコンやスマートフォンから議案ごとに賛否を入力する方法が用意されています。
議決権の3分の1を超えて持つ株主は、特別決議を単独で否決できます。TOBや親子上場の話題で持株比率が注目されるのはこのためです。1単元しか持たない個人でも、議案の中身を読んで行使することは、経営に株主の声を届ける手段になります。議決権のない種類株式を発行する会社もあり、持株数と議決権の数が一致しない場合がある点にも注意が必要です。
関連用語
取締役の選任や配当、定款の変更などを株主が決める会社の最高意思決定機関。3月決算の会社は6月下旬に開くことが多く、出席しなくても議決権を事前に行使できる
株の売買単位で、日本の上場株は原則100株が1単元。議決権や多くの株主優待は1単元から。単元未満株(ミニ株)なら1株から買えるが議決権なし・優待対象外・約定に制約がある点に注意。
企業が株式を市場外で一定価格で買い集める手法。買収や再編に使われ、株価に大きな影響を与える。
主要株主の異動や組織再編、株主総会の議決権行使結果など、重要な出来事があったときに金融商品取引法にもとづき遅滞なく提出する書類。EDINETで読める
株式投資 の他の用語
🏷 関連タグ
⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。