「バリュー平均法」とは
資産の評価額が毎回一定額ずつ増えるように、買付金額を調整する積立手法。安いときに多く、高いときに少なく買う仕組みを自動化する。
📌 投資判断のポイント
資産評価額が一定額ずつ増えるよう買付額を調整し、安いとき多く高いとき少なく買う積立手法。理論上は取得単価を下げやすいが、下落が続くと必要資金が急増し手間もかかる。多くの人には定額のドルコスト平均法のほうが継続しやすく現実的。
詳しい仕組み・意味
ドルコスト平均法が「毎回一定の金額」を投資するのに対し、バリュー平均法は「資産評価額が目標経路に沿って一定額ずつ増えるように」買付額を変える。マイケル・エデルソンが提唱した手法だ。
仕組みはこうだ。例えば「毎月10万円ずつ資産を増やす」という目標経路を引く。
- 相場が下がって評価額が目標を下回っていれば → 不足分を多めに買い足す(安いときに多く買う)。
- 相場が上がって評価額が目標を上回っていれば → 買付を減らす、場合によっては売却する(高いときに買わない・売る)。
結果として、ドルコスト平均法より徹底して「安く買い、高く控える」を実行でき、理論上は平均取得単価をさらに下げやすい。
具体例・注意点
弱点もある。①相場下落が続くと必要な買付額が急増し、想定以上の資金が必要になる。②評価額の計算と買付額の調整という手間がかかり、機械的な自動積立に比べて運用が煩雑。③上昇局面では売却が生じ、課税口座では税負担・手数料が発生する。
よくある誤解:バリュー平均法は「ドルコスト平均法より必ず優れている」わけではない。理論上の取得単価では有利になりやすい一方、必要資金の変動と手間の大きさから、多くの個人にとっては毎月定額のドルコスト平均法のほうが継続しやすく現実的だ。仕組みを理解した上で、手間と効果のバランスで選ぶとよい。
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