定期贈与

制度・取引
よみ:ていきぞうよ
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛 最終更新:2026-08-19
🗂 制度・取引を理解する ★★ 標準

「定期贈与」とは

総額と期間をあらかじめ決めたうえで、それを分割して毎年渡していく贈与です。約束をした年に総額をまとめて受け取る権利をもらったものとして扱われ、その年に一度に贈与税がかかります。

📌 投資判断のポイント

総額と期間をあらかじめ決めて毎年分割で渡す贈与です。約束をした年に総額を受け取る権利をもらったものとして扱われるため、毎年の基礎控除で分けるつもりが一度に課税されることがあります。

詳しい仕組み・意味

暦年課税の基礎控除は年110万円です。そのため「毎年110万円ずつ渡せば贈与税はかからない」と考えたくなりますが、渡し方によっては前提が崩れます。

たとえば「これから10年間、毎年100万円ずつ渡す」と最初に取り決めた場合、その時点で総額1,000万円を定期的に受け取る権利が贈与されたとみなされます。毎年の給付を10回に分けたものではなく、権利という1つの財産を1回もらったという整理です。結果として、約束をした年に1,000万円を基礎とする贈与税が計算されることになります。

分けて渡すこと自体が問題なのではなく、はじめに総額と期間を確定させたかどうかが分かれ目です。

具体例・注意点

実務では、その年ごとに贈与の意思を確認して都度契約書を残す、金額や渡す時期を毎年同じにしない、受け取る人が自分で管理する口座へ振り込むといった対応が取られます。

ただし形式を整えれば必ず認められるというものではなく、実態がどうであったかで判断されます。まとまった金額を長期にわたって渡す計画があるなら、贈与契約の作り方を含めて税理士に確認しておくのが確実です。

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