空売り比率

投資指標

よみ:からうりひりつ

「空売り比率」とは

一言でいうと

空売り比率は発行済株式数または1日の出来高に対する空売り残高の比率を示す指標。市場参加者の弱気度合いと、踏み上げ(ショートスクイーズ)リスクを同時に測る需給材料となる。

詳しい仕組み・意味

Days to Cover(空売り残高÷1日平均出来高)と Short Interest Ratio(空売り残高÷発行済株式数)の2つの定義が混在する。Days to Coverが5〜10日を超える銘柄は「踏み上げ余地が大きい」とされ、好材料が出た時の急騰確率が上がる。2021年初頭のGameStop騒動はDays to Coverが100日を超える異常水準だった銘柄に個人投資家が殺到し、ヘッジファンドが大損失を被った典型例だ。

具体例・注意点

空売り比率が高いことは「弱気のコンセンサスができている」サインであり、好材料が出ればショートカバー(買い戻し)で急騰しやすい。ただし「空売りが多い=必ず上がる」ではなく、業績悪化・粉飾疑惑など根本的な弱気要因がある場合、空売り側が正しいことが歴史的にも多い。空売り比率の変化・出来高・カタリスト(決算・経営イベント)と合わせて読むことが必須だ。

📐 計算式・数値の目安

Days to Cover = 空売り残高 ÷ 1日平均出来高

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🏷 関連タグ

空売り比率 ショート 需給 ショートスクイーズ

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