当座貸越

制度・取引
よみ:とうざかしこし
🗂 制度・取引を理解する ★★ 標準

「当座貸越」とは

預金残高が足りなくなったとき、あらかじめ決めた限度額まで自動的に借り入れができる仕組み。

📌 投資判断のポイント

残高が不足しても引き落としが止まらない代わりに、不足分は借入になって利息がつく。担保にしている定期預金の金利より貸越金利のほうが高いのが普通で、気づかず続くと差が広がる。

詳しい仕組み・意味

個人の場合、普通預金と定期預金がセットになった総合口座に付いていることが多い。公共料金やカードの引き落としで普通預金の残高が不足すると、同じ口座の定期預金を担保として、その一定割合まで自動的に融資が実行される。限度額や担保にできる割合は金融機関ごとに定められている。

引き落としが止まらないため、延滞や信用情報への影響を避けられるのが利点である。定期預金を解約しなくて済むという意味でも、満期前解約による利息の目減りを防ぐ働きがある。

事業者向けには、当座預金に付随する形で運転資金の枠として使われることが多く、必要なときだけ引き出して利息を払う。

具体例・注意点

見落としやすいのは、これが預金の引き出しではなく借入だという点である。貸越となった金額には利息がつき、その金利は担保となっている定期預金の金利を上回るのが普通なので、放置するほど差が広がる。

通帳の残高がマイナス表示になっていることに気づかないまま、何か月も貸越が続いている例がある。引き落とし日の前に残高を確認する習慣を持つか、給与の入金日と引き落とし日の間隔を見直したい。

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