OCO注文

株式投資
よみ:おーしーおーちゅうもん
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛) 編集方針
🗂 株価・企業を分析する ★★ 標準

「OCO注文」とは

2つの注文を同時に出しておき、どちらかが約定するともう一方が自動で取り消される注文方法です。

📌 投資判断のポイント

2つの注文を同時に出し、片方が約定するともう片方が自動で取り消される注文方法。利益確定の指値と損切りの逆指値を同時に置く使い方が典型。急変時は逆指値が不利な価格で約定することがある。

OCO注文はどういう仕組み?

OCOは「One Cancels the Other」の略です。典型的な使い方は、保有している株について、値上がりしたら売る指値注文と、値下がりしたら売る逆指値注文を同時に出しておくものです。株価が上がって指値の売りが約定すれば逆指値の売りは取り消され、下がって逆指値の売りが約定すれば指値の売りは取り消されます。

利益を確定する価格と損失を限定する価格をあらかじめ両方決めておけるため、相場を見ていられない時間帯でも、想定した範囲で売買が完結します。取り扱いの有無や有効期限は証券会社ごとに異なります。

OCO注文の具体例と注意点は?

株価が急変すると、逆指値注文は設定した価格より不利な価格で約定することがあります。逆指値は条件に達すると成行注文などに切り替わる仕組みのためです。

新規の買い注文と組み合わせる場合は、買いが約定したら決済のOCO注文を出す「IFDOCO注文」という形になります。OCO注文だけでは新たに株を買うことはできず、保有している銘柄の決済や、2つの価格帯での新規注文に使います。

OCO注文を置いたまま長期間放置すると、相場の状況が変わっても当初の価格のまま約定してしまいます。決算発表や配当の権利確定日をまたぐときは、設定した価格が今の見通しに合っているかを見直してから注文を残すかどうかを決めます。

指値注文・逆指値注文との違い

指値注文は「この価格以下で買う・以上で売る」、逆指値注文は「この価格以上になったら買う・以下になったら売る」という1つの条件を置く注文です。OCO注文は、この2つを1組にして、片方が約定したらもう片方を自動で取り消す仕組みを加えたものです。

例えば1,000円で買った株を100株持っているとき、1,200円の指値売りと900円の逆指値売りをOCO注文で出せば、1,200円に達したときは2万円の利益で、900円まで下がったときは1万円の損失で売買が終わります(手数料と税金を除く)。2つを別々に出すと、片方が約定したあとにもう片方が残り、持っていない株の売り注文が出たままになるおそれがあります。注文の有効期間は、当日限りのものから期間を指定できるものまで証券会社ごとに決まっていて、期間を過ぎると2つの注文がそろって取り消されます。

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