最大ドローダウン

リスク管理

よみ:さいだいどろーだうん

「最大ドローダウン」とは

一言でいうと

過去の資産価値の最高値からどれだけ価値が下落したかの最大幅。投資家がどの程度の損失に耐える必要があるかを示す重要なリスク指標だ。

詳しい仕組み・意味

最大ドローダウン(MDD)は「(最高値−最低値)÷ 最高値 × 100%」で算出される。過去のバックテストでMDDが大きい戦略は、実運用でも大きな含み損期間があることを示す。リターンの高い戦略でもMDDが許容範囲外なら精神的・資金的に継続が難しくなる。MDDと回復期間(Recovery Period)をセットで見ることで、戦略の「耐久性」を評価できる。

具体例・注意点

S&P500は2000年のITバブル崩壊で約50%、2008年金融危機でも約56%のMDDを記録した。自分のリスク許容度(心理的・財務的)を把握し、MDDがその範囲内の戦略を選ぶことがリスク管理の基本だ。MDDを小さく抑えた戦略は通常リターンも抑制されるため、リターン・リスクのトレードオフを必ず確認すること。
最大ドローダウンは投資家の心理的・財務的なリスク許容度と密接に関係し、ファンドの資金流出のトリガーとなるラインを測る指標でもある。年率リターンが高くても最大ドローダウンが大きすぎるファンドは、投資家が下落局面で狼狽売りをして損失を確定してしまうリスクが高い。シャープレシオと最大ドローダウンを組み合わせたカルマーレシオは、リスク調整後の真のパフォーマンスを測る指標として広く使われている。

📐 計算式・数値の目安

最大ドローダウン = ピークから谷までの下落率

📌 投資判断のポイント

最大ドローダウンは戦略の「最悪の下落」を示す。自分のリスク許容度と照合してMDDが許容範囲内かを確認し、リターンとのトレードオフを評価することが、長期運用を継続できる戦略選択の基本となる。

🏷 関連タグ

最大ドローダウン 下落率 リスク管理 運用成績

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