「引け成行注文」とは
引け成行注文とは、取引時間の終わり(引け)に決まる値段で、値段を指定せずに売買するという条件を付けた注文である。略して引成(ひけなり)とも呼ばれ、その日の終値で取引したいときに使われる。
📌 投資判断のポイント
取引時間の終わりの板寄せでだけ、値段を指定せずに売買する注文。終値にそろえて取引したいときに使うが、引けの値動き次第で思わぬ値段になることがある。
引け成行注文はどういう仕組み?
日本の株式市場では、取引時間の最後に板寄せという方法でまとめて値段を決める。引け成行注文は、取引時間中には約定せず、この最後の板寄せにだけ参加する成行注文である。午前の取引の終わり(前場の引け)と、1日の取引の終わり(大引け)のどちらを対象にするかを選べるのが一般的である。
投資信託やETFの基準となる値段、株価指数の計算などは終値をもとにするため、終値にそろえて売買したい機関投資家がよく利用する。指数の銘柄入れ替えの日などには、引けに大量の注文が集まり、終値が大きく動くことがある。
引け成行注文の具体例と注意点は?
日中は値動きを見られない人が、その日の終値で買いたいときに朝のうちに出しておく、といった使い方ができる。ただし、値段を指定しない注文なので、思わぬ高値や安値で約定することがある。ストップ高やストップ安などで買いと売りが合わずに引けで取引が成立しなかった場合、注文はその日のうちに失効する扱いが一般的である。取り扱いの細部は証券会社によって違うため、注文画面の説明を確かめたい。引けに注文が偏る日は、終値が日中の値動きから大きく離れることもある。
関連用語
「株式市場と売買の仕組み」の他の用語
🏷 関連タグ
株式投資
注文方法
終値
板寄せ
⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。