「流動性プレミアム」とは
一言でいうと
売買しにくい資産を持つ投資家が、その不便さの見返りとして求める上乗せリターン。流動性が低いほど価格は割り引かれ、利回りは高くなりやすい。
詳しい仕組み・意味
国債や大型株のようにすぐ売買できる資産は流動性が高い。一方、低格付け社債、小型株、不動産、未上場資産などは買い手が限られ、必要なときに希望価格で売れない可能性がある。投資家はこのリスクを嫌うため、流動性の低い資産には追加リターンを求める。これが流動性プレミアム。クレジットスプレッドや不動産利回りの一部には、信用リスクだけでなく流動性リスクへの対価も含まれている。
同じ利回りでも、いつでも売れる国債と、買い手探しに時間がかかる社債では意味が違う。流動性プレミアムは「高利回りに見える理由」を分解するための視点であり、出口戦略を考えるうえでも重要。
とくに分配金や表面利回りが魅力的に見える商品ほど、実際に換金できる市場の厚みを確認したい。
具体例・注意点
市場が平常時でも、危機時には流動性が急に消えることがある。売りたい人が増える一方で買い手が減ると、理論価格より大きく安い価格でしか売れない。見かけの利回りが高くても、売却コスト、売買スプレッド、換金までの時間を考慮する必要がある。長期保有できる資金かどうかも重要。
📐 計算式・数値の目安
期待リターン = 無リスク金利 + リスクプレミアム + 流動性プレミアム
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