付利金利

金融政策
よみ:ふりきんり
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛
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「付利金利」とは

中央銀行が、民間金融機関から預かっている当座預金に対して支払う金利のことです。短期金利の下限を作る役割を持ちます。

📌 投資判断のポイント

中央銀行が金融機関の当座預金に支払う金利で、短期市場金利の下限を作ります。日本銀行は補完当座預金制度で付利しており、政策金利の変更はこの金利を通じて波及します。

詳しい仕組み・意味

金融機関は日本銀行に当座預金を持っており、その残高のうち法律で義務づけられた所要準備を超える部分に金利が付きます。付利金利より低い利回りで資金を他所へ回す動機は乏しいため、この金利が市場の短期金利の下限として働きます。

日本銀行は補完当座預金制度によって付利を行っており、当座預金を複数の階層に分けて異なる金利を適用してきました。政策金利の変更は、実務上はこの付利金利を動かすことで市場金利へ波及します。米連邦準備制度でも準備預金への付利が政策運営の中心的な手段になっています。補完当座預金制度では、当座預金の残高を基礎残高、マクロ加算残高、政策金利残高に分け、それぞれに異なる金利を適用する階層構造がとられてきました。

具体例・注意点

付利金利が引き上げられると、金融機関が日本銀行に置いておくだけで得られる収益が増えるため、短期市場金利や預金金利も追随して動きやすくなります。ニュースで政策金利の変更が伝えられたときは、どの階層にいくらの金利が適用されるのかまで確認すると、実際の波及の大きさが読みやすくなります。付利は金融機関の収益に直結するため、引き上げ局面では銀行の収益見通しにも影響します。もっとも預金金利をいつどれだけ動かすかは各金融機関の判断であり、付利の変更がそのまま家計の受取利息に反映されるわけではありません。

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