補完当座預金制度

金融政策
よみ:ほかんとうざよきんせいど
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「補完当座預金制度」とは

日本銀行が、金融機関から預かっている日銀当座預金のうち超過準備の部分に利息を付ける制度。

📌 投資判断のポイント

日銀当座預金の超過準備に利息を付す制度で、その付利水準が短期金利の下限をつくる。2024年3月の枠組み見直しで、マイナス金利期の3階層構造は廃止された。

詳しい仕組み・意味

金融機関は準備預金制度により、一定額を日本銀行に預け入れる義務を負う。この所要準備を超えて置かれている残高が超過準備であり、補完当座預金制度はこの部分に利息を付す。2008年に導入された。

この付利水準が重要なのは、短期金利の下限をつくる働きをするためである。日銀に置けば確実にその金利が得られるなら、金融機関はそれを下回る条件で市場に資金を出す動機を持ちにくい。結果として、市場金利は付利水準の近辺から下がりにくくなる。

2016年に導入されたマイナス金利政策のもとでは、日銀当座預金を3階層に分け、階層ごとにプラス金利・ゼロ金利・マイナス金利を適用していた。2024年3月の金融政策の枠組み見直しでこの階層構造は廃止され、超過準備にプラスの金利を適用する形に戻っている。

具体例・注意点

付利水準の変更は、金融政策の変更としてそのまま短期金融市場に伝わる。銀行の調達環境が変われば、預金金利や貸出金利にも時間差を伴って波及する。

ニュースで政策金利の引き上げが報じられたとき、実務上何が動いたのかを見るには、この付利水準がいくらになったかを確認するのが早い。

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