現先取引

債券・金利
よみ:げんさきとりひき
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛 編集方針
🗂 金利・為替・債券を理解する ★★ 標準

「現先取引」とは

債券を売ると同時に、将来の決められた日に決められた価格で買い戻す約束をする取引です。実質的には債券を担保にした短期の資金貸借にあたります。

📌 投資判断のポイント

債券の売りと買い戻しを組み合わせた実質的な短期資金の貸借。担保があるぶん無担保の取引より金利は低く抑えられる。

現先取引はどういう仕組み?

資金を調達したい側が債券を売り、資金を運用したい側がそれを買います。買い戻し価格は売却価格に金利相当分を上乗せした水準に設定され、その差が実質的な利息になります。期間は翌日物から数か月まであり、短期金融市場の中心的な取引の一つです。国債を担保とする取引が大半で、担保価値の変動に応じて追加の担保を授受する仕組みも整えられています。

現先取引の具体例と注意点は?

国債100億円を売って資金を受け取り、1週間後に金利相当分を上乗せして買い戻せば、実質的に1週間の資金調達になります。担保があるため無担保の資金取引より金利は低くなるのが通常です。日本銀行の公開市場操作でも国債買現先や売現先が用いられ、市場の資金量を短期的に調整する手段になっています。取引相手の信用力と担保となる債券の値動きの双方を見る必要があります。

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