持株会奨励金

資産運用
よみ:もちかぶかいしょうれいきん
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛) 編集方針
🗂 資産形成を始める ★★ 標準

「持株会奨励金」とは

従業員持株会に加入した従業員が、毎月の給与などから自社株を買うためのお金を拠出したとき、会社がその額に上乗せして支給するお金です。たとえば拠出額の10%が奨励金なら、毎月1万円を拠出すると1,000円が上乗せされ、1万1,000円分の株を買い付けることになります。

📌 投資判断のポイント

従業員持株会への拠出額に会社が上乗せして支給するお金。2024年度の東証の調査では96.6%の会社が支給し、拠出金1,000円あたり平均107.24円だった。給与所得として課税される。

持株会奨励金はどういう仕組み?

従業員持株会は、従業員がお金を出し合って自社の株式を継続的に買い付ける仕組みです。会社は、従業員の財産づくりを支援する福利厚生として、拠出額に応じた奨励金を出すことが一般的です。奨励金は持株会を通じて株式の買付けに充てられます。

東京証券取引所の「2024年度従業員持株会状況調査」(2025年3月31日時点)では、調査対象3,265社のうち96.6%にあたる3,154社が奨励金を支給していました。拠出金1,000円あたりの奨励金は100円とする会社が1,391社で最も多く、支給会社の平均は107.24円で過去最高でした。拠出額の約1割が上乗せされている計算です。

持株会奨励金の具体例と注意点は?

奨励金は会社から受け取る経済的な利益なので、給与所得として所得税や住民税の対象になります。毎月1万円を拠出して奨励金が10%なら、年間1万2,000円が給与に加算されて課税されます。上乗せ分がそのまま手取りの利益になるわけではない点に注意してください。

もう1つの注意点は、資産が勤務先に集中することです。会社の業績が悪化すると、株価の下落と、給与や賞与の減少、場合によっては雇用不安が同時に起きます。奨励金があっても、退職後の生活資金のすべてを自社株に頼るのは避け、ほかの資産と分けて持つことを考えてください。

配当金との違い

配当金は、会社が利益の中から株主全体に対して保有株数に応じて支払うものです。持株会奨励金は、持株会に拠出した従業員だけに、拠出額に応じて会社が支給するもので、株主としての権利から生じるものではありません。配当は配当所得、奨励金は給与所得として、税金の扱いも異なります。

出典: 日本取引所グループ「2024年度従業員持株会状況調査結果について」

関連用語

資産運用 の他の用語

🏷 関連タグ

従業員持株会 自社株 福利厚生 集中投資

RECOMMENDED COURSE

この用語を、講座で体系的に学ぶ

意味だけでなく、投資判断にどう使うかまで専門家から学べます。

講座を見る →

⚠️ ご利用にあたって

本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。

講座を見る → 無料ガイドを受け取る