「デュアルカレンシー債」とは
払込みと利息は円、満期の元本は外貨といったように、通貨が二つ組み合わされた債券です。
📌 投資判断のポイント
利払いと償還で通貨が異なる仕組債で、高い表面利率の裏側にあるのは為替リスク。円高が進むと受取額が目減りし、元本割れとなる可能性がある。
詳しい仕組み・意味
デュアルカレンシー債は、購入代金・利払い・償還金のうち一部を別の通貨で受け取る仕組債の一種です。代表的な型は、払込みと利払いを円で行い、償還だけを外貨で受け取るもので、投資家は満期時の為替水準によって受取円換算額が変動します。利払いを外貨、償還を円にした型はリバースデュアルカレンシー債と呼ばれます。発行体は為替スワップなどで通貨のずれを解消したうえで資金を調達するため、投資家が実質的に負っているのは為替リスクです。そのリスクを引き受ける対価として、同じ発行体の円建て債券より高い表面利率が設定されるのが通例です。満期までの期間が長いほど、為替が動く余地も大きくなります。
具体例・注意点
償還が米ドル建ての債券を1ドル150円のときに購入し、満期時に130円まで円高が進めば、受取額は円換算で目減りします。利率が高く見えても、為替が不利に動けば元本割れとなる可能性があります。中途売却時には為替に加えて金利変動や流動性の低さも価格に影響するため、満期まで保有できる資金で検討することが前提となります。手数料が販売価格に含まれ外形上見えにくい点にも留意したい商品です。購入時には、想定される為替水準ごとに受取額がどう変わるかを試算し、円建て債券の利回りと比べた上乗せ分が為替リスクに見合うかを確認することが、判断の出発点になります。
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⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。