カレントクーポン

債券・金利
よみ:かれんとくーぽん
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛 編集方針
🗂 金利・為替・債券を理解する ★★ 標準

「カレントクーポン」とは

直近に発行された、その時点の市場金利に近い表面利率を持つ債券のことです。

📌 投資判断のポイント

直近に発行され、その時点の市場金利に近い表面利率を持つ債券。国債では最も売買が活発な銘柄にあたり、長期金利として報じられるのは通常この10年債の利回り

詳しい仕組み・意味

債券の表面利率は発行時の金利水準で決まるため、過去に発行された銘柄は現在の金利と離れた利率を持つことがあります。直近に発行された銘柄は市場金利に近い利率で発行され、価格も額面の近くで取引されます。この状態の銘柄をカレントクーポンと呼びます。国債では直近発行の銘柄が最も売買が活発で、カレント物あるいはオン・ザ・ランの銘柄と呼ばれます。米国の住宅ローン担保証券では、いま組成すれば付く利率という意味でこの言葉が使われ、住宅ローン金利の目安として参照されます。

具体例・注意点

同じ残存期間でも、カレント物と過去に発行された銘柄では流動性が異なり、利回りにわずかな差が生じます。売買のしやすさに対して投資家が払う対価が、この差にあたります。新しい銘柄が発行されると、それまでのカレント物は次第に取引が細り、価格の付き方も変わります。長期金利として報道されるのは、通常この直近発行の10年国債の利回りです。個人が保有する場合、途中で売る際の価格は表面利率ではなく市場金利で決まるため、購入時の利率だけを見て判断しないことが大切です。個人向けの窓口で提示される既発債の価格には、業者の手数料が価格に含まれていることが多く、市場で取引されている利回りとの差が見えにくい点にも留意します。

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