「カバードボンド」とは
金融機関が発行し、住宅ローンなどの優良資産を担保に付けた、二重の返済の裏づけを持つ債券です。
📌 投資判断のポイント
銀行の信用と担保資産の両方から返済を受けられる二重の裏づけが特徴の債券。証券化商品と違い発行体の債務として残る点が、投資家保護の厚さにつながっている。
詳しい仕組み・意味
カバードボンドは、銀行などが自らの信用に加えて「カバープール」と呼ばれる担保資産を裏づけとして発行する債券です。投資家はまず発行体である銀行に返済を請求でき、銀行が破綻した場合にはカバープールから優先的に弁済を受けられます。この二重の遡及権が証券化商品との最大の違いで、資産担保証券では原資産のみが返済原資になるのに対し、カバードボンドは発行体の債務として貸借対照表に残り続けます。カバープールには住宅ローンや公共部門向け貸付など回収の確実性が高い資産が組み入れられ、担保価値が目減りした場合は発行体が資産を補充する義務を負います。欧州で発達し、法律で担保の質と管理方法が定められている国が多いのが特徴です。
具体例・注意点
ドイツのファンドブリーフが代表例で、格付けは発行体本体より高くなることが一般的です。ただし担保が付いていても、発行体の信用力低下や不動産価格の下落でカバープールの質が落ちれば価格は下落します。日本では専用の法制度が整備されておらず、国内の個人投資家が購入する場合は外貨建ての外国債券となるため、為替変動の影響も受けます。担保の内容と発行国の制度を確認したうえで判断したい商品です。また、発行体が同じであっても、担保に組み入れられる資産の種類や超過担保の水準によって条件は異なります。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。