「企業向けサービス価格指数」とは
企業どうしで取引されるサービスの価格が、どう動いているかを示す指数です。日本銀行が毎月公表しています。
📌 投資判断のポイント
企業どうしで取引されるサービスの価格の動きを示す日本銀行の指数です。モノを対象とする企業物価指数と対になり、人件費の比重が高いため賃金の上昇が価格へ転嫁されているかを見る材料になります。
詳しい仕組み・意味
物価の統計は、対象と取引の段階によって役割が分かれます。企業間で取引されるモノの価格を追うのが企業物価指数、家計が買う財やサービスの価格を追うのが消費者物価指数です。企業向けサービス価格指数は、この間を埋める位置にあり、企業間のサービス取引を対象とします。
対象となるのは、運輸・郵便、情報通信、金融・保険、不動産、リース・レンタル、広告、専門サービスなどです。物流の運賃、システム開発の委託料、ビルの賃料、広告の掲載料といった価格が含まれます。
サービスは原価に占める人件費の比率が高いため、賃金の動きが価格へ転嫁されているかどうかがこの指数に表れやすくなります。
具体例・注意点
賃上げが進んでも、企業がそれを取引先に請求できなければ利益が圧迫されます。逆に指数が上がっていれば、コストの上昇が価格へ移せていることを意味します。物価の動きが一時的なものか定着しつつあるかを見極めるうえで、金融政策の判断材料としても参照されます。
消費者物価指数と混同しないよう注意してください。対象も取引の段階も違うため、両者の伸び率が一致しないのは自然なことです。
毎月の公表では、前年同月比とあわせて内訳ごとの寄与度も示されます。全体の数字だけでなく、どの分野が動いて全体を押し上げているかまで見ると理解が深まります。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。