企業型確定拠出年金(企業型DC)

制度・取引
よみ:きぎょうがたかくていきょしゅつねんきん 別名:企業型DC
🗂 制度・取引を理解する ★★ 標準

「企業型確定拠出年金(企業型DC)」とは

会社が毎月の掛金を拠出し、従業員自身が運用商品を選んで運用する企業年金制度。運用成績によって将来受け取る年金額が変わる「確定拠出」型の年金だ。

📌 投資判断のポイント

会社が掛金を出し従業員が運用する年金で、運用益非課税など税制優遇が大きい。商品未選択だと元本確保型で放置されインフレ負けの懸念。転職時は移換手続きが必須で、放置すると自動移換や手数料が発生しやすい。

詳しい仕組み・意味

企業型DC(DC=Defined Contribution)では、会社が拠出した掛金を、加入者である従業員が投資信託や定期預金などの中から自分で選んで運用する。運用益は非課税で再投資され、掛金は会社負担のため給与としての所得税・社会保険料の対象外になるなど税制優遇が大きい。原則60歳まで引き出せず、老後資金づくりに特化した制度だ。「マッチング拠出」を使えば従業員が自分の給与からも上乗せして拠出でき、その分は所得控除の対象になる。iDeCo(個人型)との併用ルールは制度改正で緩和が進んでいる。

具体例・注意点

最大の注意点は「商品を選ばずに放置すると、多くの場合、元本確保型(定期預金など)で運用され続けてしまう」こと。低金利下では、インフレに負けて実質的に資産が目減りするおそれがある。転職・退職時には、資産を次の勤務先のDCやiDeCoへ移す「ポータビリティ(移換)」の手続きが必要で、放置すると自動移換され手数料がかかる場合がある。まずは自分がどの商品で運用しているかを確認し、長期・分散の観点で配分を見直すことが第一歩だ。

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