「ナンピン買い(難平)」とは
保有株が値下がりしたときに買い増して、平均取得単価を下げる手法。損失覚悟で「もう一段安く仕込む」ことで、反発したときに損益分岐点を早く取り戻す狙いがある。
📌 投資判断のポイント
値下がりした保有株を買い増して平均取得単価を下げる手法。押し目買いと違い下落トレンドで行う。下落が本物だと損失が膨らみ、信用取引では追証リスクも。事前の損切りラインとルール化が必須。
📐 計算式・数値の目安
平均取得単価 = 総投資額 ÷ 総保有株数
詳しい仕組み・意味
「難平」は損失(難)を平らにならす、という意味。たとえば1株1,000円で100株買った株が800円に下がったとき、さらに100株買い増すと、平均取得単価は(1,000+800)÷ 2 = 900円に下がる。株価が900円まで戻れば損益はトントンになり、1,000円まで戻らなくてもプラスに転じる。上昇局面で押し目を拾う「押し目買い」と混同されがちだが、ナンピンは下落トレンドの中で行う点が本質的に異なる。計画的に価格帯を分けて買い下がる「ドルコスト平均法」的な使い方もあれば、感情的に「取り返したい」で突っ込む使い方もあり、後者は特に危険だ。
具体例・注意点
最大のリスクは、下落が一時的でなく本物だった場合に、買い増した分だけ損失も膨らむこと。「落ちてくるナイフをつかむ」とも言われ、業績悪化など下落に明確な理由がある銘柄では、ナンピンが傷口を広げる。信用取引でナンピンすると追証(追加証拠金)で強制ロスカットに追い込まれる恐れもある。安全に使うなら、あらかじめ「いくらまで下がったら何回に分けて買うか」「どこまで下がったら損切りするか」をルール化し、1銘柄に資金を集中させすぎないことが鉄則だ。
関連用語
上昇トレンドの中で一時的に下げた局面を買う戦略。単なる逆張りではなく、流れに沿ったエントリーが前提となる。
損失を一定範囲に抑えるためのルールで、リスク管理の中核。感情に左右されないトレードを実現するために不可欠。
一定金額を定期的に投資し続けることで高値掴みを防ぎ平均取得単価を平準化する手法。DCAの本質は「感情的な判断ミスを仕組みで排除する」こと。積立NISAとiDeCoはDCAの自動実践だ。
含み損を確定したくないために売れず放置された株。資金が拘束され、有望な投資機会を逃す。「今このお金で同じ株を買うか」と問い直し、感情でなく資金効率で判断するのが対処の基本。
借入によって資金以上の取引ができる仕組みで、利益も損失も拡大する。レバレッジ効果により高リスクとなるため慎重な管理が必要。
投資戦略 の他の用語
🏷 関連タグ
⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。