アセット・ロケーション

資産運用
よみ:あせっとろけーしょん
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛
🗂 資産形成を始める ★★ 標準

「アセット・ロケーション」とは

どの資産をどの口座に置くかを決めることで、税引き後の手取りを高めようとする考え方です。

📌 投資判断のポイント

資産の配分は変えずに、どの口座に置くかを組み替えて税引き後の手取りを高める考え方。非課税枠を優先する資産の選び方が中心だが、配分の設計が先という順序は崩さない。

詳しい仕組み・意味

名前の似たアセットアロケーションが「何をどれだけ持つか」を決めるのに対し、アセット・ロケーションは「それをどこに置くか」を決めます。配分の中身は変えずに、置き場所だけを組み替える点が違いです。

日本の個人にとっての置き場所は、NISAのような非課税口座、iDeCoのような課税繰延べの口座、そして特定口座などの課税口座の3つに大別されます。運用益に対する課税の扱いがそれぞれ異なるため、同じ資産でもどこに置くかで税引き後の結果が変わります。

一般には、期待リターンが高く課税の影響を受けやすい資産ほど非課税の枠を優先して使い、値動きが小さく分配の少ない資産を課税口座に回す、という考え方が取られます。

具体例・注意点

注意したいのは、この工夫が配分そのものより優先されるものではないという点です。効果が出るのは、あくまで適切な資産配分が決まった後です。税を軽くしたいという理由で本来の配分を歪めると、順序が逆になります。

また、非課税口座では損益通算や繰越控除ができません。損失が出たときに課税口座なら他の利益と相殺できる分が、非課税口座では活かせないという裏返しがあります。

売却や口座間の移し替えには手間と課税が伴うため、置き場所の設計は新たに買い付けるときに考えるのが現実的です。

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