「騰落線(A/Dライン)」とは
一言でいうと
騰落線(A/Dライン)は、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の差を累積したテクニカル指標。株価指数の上昇が幅広い銘柄に支えられているかを確認するために使う。
詳しい仕組み・意味
株価指数は時価総額の大きい一部の銘柄に強く影響されることがある。指数が上がっていても、値上がり銘柄より値下がり銘柄が多ければ、相場の内部は弱い可能性がある。A/Dラインは、日々の値上がり銘柄数から値下がり銘柄数を引き、その差を累積することで市場参加の広がりを見ようとする。指数とA/Dラインが同じ方向へ進むなら上昇の土台は比較的しっかりしていると考えやすい。
具体例・注意点
指数が高値を更新しているのにA/Dラインが下がっている場合、上昇が一部の大型株に偏っている可能性がある。これは弱気のダイバージェンスとして警戒されることがある。一方、指数が横ばいでもA/Dラインが改善していれば、内部では買いが広がっているかもしれない。短期の売買シグナルとして単独で使うより、市場の健康状態を測る補助線として使いたい。 短期の市場反応だけでなく、数週間から数か月のトレンドとして確認すると、景気の方向感や金融政策への影響をより落ち着いて判断しやすい。単独の数値で判断せず、関連指標と企業側のコメントを組み合わせて読むことが重要である。
📐 計算式・数値の目安
A/Dライン = 前日A/Dライン + (値上がり銘柄数 - 値下がり銘柄数)
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