非関税障壁

貿易
よみ:ひかんぜいしょうへき
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛 編集方針
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「非関税障壁」とは

関税以外の方法で、外国からの輸入を制限したり不利にしたりする措置の総称です。数量の制限、独自の規格や認証、複雑な手続きなどが含まれます。

📌 投資判断のポイント

関税以外の手段で輸入を制限または不利にする措置の総称。輸入割当、独自の規格や認証、検疫規制、複雑な通関手続き、政府調達での国内優遇などが含まれ、税率より見えにくい

非関税障壁はどういう仕組み?

関税は税率として表に出るため比較や交渉がしやすい一方、非関税障壁は形がさまざまで、見えにくいのが特徴です。代表的なものに、輸入できる量に上限を設ける輸入割当、国内だけで通用する技術基準や認証制度、食品などの衛生や検疫の規制、時間のかかる通関手続き、公共事業の入札で国内企業を優遇する政府調達の慣行、国内産業への補助金などがあります。

安全や健康を守るための規制そのものは正当な目的を持ちます。WTOの協定は、各国が規制を設ける権利を認めつつ、必要以上に貿易を妨げないよう、科学的な根拠や国際規格との整合を求めています。

非関税障壁の具体例と注意点は?

関税が引き下げられた後も、製品の認証取得に長い時間と費用がかかるために、実質的に外国製品が入りにくい状態が残ることがあります。通商交渉で関税の数字より規制の調和や手続きの簡素化が争点になるのはこのためです。

投資の観点では、関税の変更に比べて非関税障壁の変化はニュースになりにくい一方、輸出企業の販売計画に長く影響します。貿易摩擦の報道を読むときは、税率の話か、規制や手続きの話かを区別すると、影響の大きさと持続期間を見積もりやすくなります。

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