「平均回帰(ミーンリバージョン)」とは
価格や指標が、行き過ぎたあとで長期的な平均値へ戻ろうとする傾向のこと。
📌 投資判断のポイント
平均回帰は行き過ぎた価格が平均へ戻る傾向を指すが、「下がれば必ず戻る」わけではない。構造的な悪化や強いトレンド局面では平均自体が動き、回帰は起きない。逆張りの前提になる考え方だけに、何を平均とみなすかとトレンドの有無を見極めることが重要。
詳しい仕組み・意味
平均回帰は、株価・金利・為替・バリュエーションなどが、短期的に大きく上下しても、やがて過去の平均的な水準に近づいていくという考え方。統計的には、極端な値が出たあとには平均に近い値が続きやすいという性質に根ざしており、投資の世界だけでなく幅広い分野で観察される。この考えに基づく投資手法では、平均から大きく乖離して割安になった局面で買い、割高になった局面で売る「逆張り」的な発想がとられる。移動平均線やボリンジャーバンド、乖離率などは、現在の価格が平均からどれだけ離れているかを測る道具として使われ、平均回帰を狙う投資家にとっての判断材料になる。
具体例・注意点
一時的な悪材料で急落した優良株が、時間をかけて元の水準へ戻る動きは平均回帰の一例。初心者が陥りやすい誤解は「下がったものは必ず戻る」という思い込みで、企業の競争力が構造的に低下している場合や、相場のトレンドが継続している場合には、平均そのものが切り下がり回帰は起きない。平均回帰は万能ではなく、順張り(トレンドフォロー)が有効な局面とは相性が異なる。何を「平均」とみなすかで結論が変わる点にも注意が必要だ。乖離が大きいからといってすぐ反転するとは限らず、行き過ぎがさらに続くこともあるため、資金管理とあわせて慎重に使いたい考え方といえる。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。