「コンセンサス予想」とは
一言でいうと
コンセンサス予想は複数のアナリストが出している業績予想(EPS・売上・営業利益等)の平均値・中央値で、市場全体の期待値として機能する。決算で株価が動くのは「数字の良し悪し」よりも「コンセンサスとの差」が支配的だ。
詳しい仕組み・意味
Bloomberg・Refinitiv・FactSetなどのデータベンダーがアナリスト予想を集約し、コンセンサス値として配信している。決算発表後の株価変動は「実績 − コンセンサス」のサプライズで決まることが多く、増益決算でも市場予想を下回れば株価は下落する。コンセンサスの「平均値」だけでなく、予想の「ばらつき(標準偏差)」も重要な情報で、ばらつきが大きい銘柄は決算サプライズが起きやすい。
具体例・注意点
コンセンサスはアナリストが「無難な数字」に集まる傾向(herding)があり、構造的に保守的にもなりやすい。大手テック・成長株では会社ガイダンスが控えめに出され、それを上回る決算が連発するパターンが定型化している。「実績はコンセンサスを上回ったが、ガイダンスがコンセンサスを下回り急落」というケースも多く、当四半期実績だけでなく次四半期・通期ガイダンスとコンセンサスの整合性を必ず確認することが重要だ。
📌 投資判断のポイント
コンセンサス予想は複数アナリスト予想の平均・中央値で、市場期待値として機能する。決算は数字の絶対水準よりコンセンサスとのサプライズで動くため、当四半期実績だけでなく次四半期・通期ガイダンスとの整合も併せてチェックする。
🏷 関連タグ
関連用語
企業の「1株あたりの純利益」を示す指標。株式投資で最も重要な企業分析指標のひとつで、EPSが伸び続けている企業は成長株として高く評価される。 EPSはEarnings Per Share(1株当たり利益)の略だ。企業全体…
企業が公表済みの業績見通しを、途中で上方または下方に直すこと。 業績修正は、企業がすでに公表していた売上高、営業利益、純利益、EPSなどの予想を変更することだ。上方修正は見通しの引き上げ、下方修正は見通しの引き下げを意味…
予想PER(フォワードPER)は株価を「今後12ヶ月の予想EPS」で割った将来利益基準のバリュエーション指標。市場参加者が織り込んでいる利益見通しを前提とした「現時点の評価倍率」を示す。 通常のPER(実績PER)は過去…
アナリストレーティングは証券会社の株式アナリストが銘柄に対して付ける投資判断(Buy・Hold・Sell や 5段階評価)と目標株価。市場全体の期待値を形成する一次情報として広く参照される。 Bloomberg・Refi…
業績予想修正の広がり(Revision Breadth、修正リビジョン)は「上方修正された銘柄数 − 下方修正された銘柄数」を全体銘柄数で割った指標。市場全体・セクター別の利益サイクル方向感を可視化する。 個別銘柄のEP…
広告