「EPS(1株当たり純利益)」とは
一言でいうと
企業の「1株あたりの純利益」を示す指標。株式投資で最も重要な企業分析指標のひとつで、EPSが伸び続けている企業は成長株として高く評価される。
詳しい仕組み・意味
EPSはEarnings Per Share(1株当たり利益)の略だ。企業全体の純利益を発行済みの株式数で割ることで、株1枚あたりどれだけ稼いだかを示す。
計算式
EPS = 当期純利益 ÷ 発行済み株式数
例:純利益100億円・発行済み株式数1億株 → EPS = 100円
なぜEPSが重要か
- PER(株価収益率)の計算式の分母となる(PER = 株価 ÷ EPS)
- EPSが上がれば理論的に株価も上がりやすい
- 四半期・通期のEPS成長率が市場予想を上回ると「サプライズ」として株価が急騰することがある
EPSの種類
- 実績EPS:過去の決算で確定した値
- 予想EPS:アナリストが予測する将来の値(コンセンサス予想)
- 希薄化EPS:ストックオプションや転換社債を株式に換算した保守的な値
具体例・注意点
米国株で特に重視される「EPS成長率」。過去5年間のEPS成長率が15%以上の企業をグロース株と分類するスクリーニング手法が一般的だ。
注意点:
1. 自社株買いでEPSは上がる:純利益が同じでも、株式数を減らせばEPSは機械的に上昇する。純利益の実態も確認しよう
2. 一会計期間の比較だけでは不十分:数期にわたる成長トレンドで判断するのが基本
3. 業種によって水準が大きく異なる:EPS単体の絶対値より、同業他社・業界平均との比較が重要
📐 計算式・数値の目安
計算式:EPS = 当期純利益 ÷ 発行済み株式数
超重要用語 — 投資家の必修単語
株価を動かすのはEPSだ。1株の稼ぎ力を追え。
図解・チャートで理解する
📚 おすすめ関連書籍
「EPS(1株当たり純利益)」を体系的に学ぶなら専門書が最速。Amazon・楽天で最高評価の投資書籍を見つけよう。
— 証券会社・投資サービス PR —
🏷 関連タグ
関連用語
企業の一部を所有する「持ち分」。 stock(株式)とは、企業が資金を調達するために発行する証券であり、購入した投資家はその企業の一部を所有する株主となる。 株主は企業の利益(earnings)に応じて配当(divide…
「この株価は利益の何年分か」を示す基本的な株式評価指標。数値が高いほど割高・低いほど割安とされるが、業種と成長性で目安は大きく異なる。 PER(Price Earnings Ratio: 株価収益率)は、株価÷EPS(1…
株主のお金を使って「どれだけ効率よく利益を出したか」を示す指標。企業の収益効率を測る。 ROE(Return on Equity)は、純利益を自己資本で割ったもの。自己資本とは株主が出資したお金。つまりROEは「株主のお…
企業が自社株を買い戻す「もう一つの株主還元」。 buyback(自社株買い)とは、企業が市場から自社の株式を買い戻す行為である。 これは配当と並ぶ株主還元の手段であり、株式数を減らすことで1株あたりの価値を高める効果があ…
企業が商品やサービスを売って得た「売上の総額」。 revenueとは、企業が事業活動によって得た収入の合計、いわゆる「売上高」を指す。企業の活動の出発点となる最も基本的な指標であり、ビジネスの規模を示す数字でもある。 例…
広告