米国債イールドカーブ — 現在 vs 1年前の形状比較
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このデータから何を読み取るか
「イールドカーブ(利回り曲線)」とは、「短期(3ヶ月)の米国債利回り」から「長期(30年)の米国債利回り」まで、様々な満期の国債の金利をグラフに繋いだ線のことです。普通の状態(正常な形)では、満期が長いほど金利が高くなる右肩上がりの曲線を描きます。これは「長期間お金を貸すほど、将来のリスクに対する見返りが必要」という論理です。このグラフは現在のイールドカーブと1年前のイールドカーブを重ねて比較しています。
「逆イールド」(短期金利が長期金利を上回る状態)は、過去50年間で例外なく景気後退(リセッション)の前触れとなってきた重要なシグナルです。「今後の景気は悪くなる(→将来は金利が下がる)」と多くの投資家が予想するとき、長期債に資金が集まり長期金利が低下→短期金利を下回るという逆転が起きます。2022〜2023年に米国で深刻な逆イールドが続き、「リセッション来るか?」と市場が揺れた期間がこのグラフに記録されています。
イールドカーブの形状変化は、様々な資産への影響をもたらします。短期金利が高い状態が続くと「安全な米国短期国債でも5%の利回りが取れる→リスクの高い株を買う必要がない」という考えから、株価に下落圧力がかかります。逆に長期金利が低下し始めると「将来の利下げ期待→成長株に有利」というサインになります。
住宅ローンを考えている方へ。米国の30年固定住宅ローン金利は、米国の30年国債利回りに連動して動きます。米国のイールドカーブが正常化(長期金利が下がる)すると、日本の住宅ローン金利にも間接的な影響を与えることがあります。「なぜ急にローン金利が変わるのか」という疑問への答えがイールドカーブにあります。
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