デッド・キャット・バウンス

相場心理

よみ:でっどきゃっとばうんす

「デッド・キャット・バウンス」とは

一言でいうと

急落後に発生する「一時的な反発」のこと。下落トレンドが終わっていないのに相場が少し戻る局面で「底打ちした」と誤認させる偽シグナル。「死んだ猫でも高いところから落とせば弾む」という辛辣な格言が語源。

詳しい仕組み・意味

株価が急落した後、一時的な反発が起きる3つの要因:
1. ショートカバー:空売りポジションを持つ投資家が利益確定のために一斉に買い戻す
2. バーゲンハンターの参入:「安くなった」と判断した投資家が少し買いに来る
3. テクニカルの過売り反応:RSIが30を割り込んだ「売られすぎ」の数値が機械的な買いを誘発する

しかしこれらの買いは「下落の根本原因(業績悪化・金融危機・政策転換など)が解消されていない」ため長続きせず、再度急落に転じる。高ボラティリティ局面では1日〜1週間程度反発した後、安値を更新することが多い。

具体例・注意点

2008年リーマンショック後の反発局面で「底打ち?」と飛び乗った投資家が、その後さらなる下落(S&P500は最終的に−57%)に巻き込まれた事例が典型例。2022年の米国株下落局面でも複数回のデッド・キャット・バウンスが発生した。

本物の底打ちとの見分け方
- 反発時の出来高が急落時より少ない(本物の反転には出来高の増加が伴う)
- 反発後に長期移動平均線(200日線)がレジスタンスになって跳ね返される
- ファンダメンタルズの改善(業績回復・金融政策転換)が伴っていない

「落ちるナイフを素手でつかむな」という格言とセットで覚えておくべき概念。

図解で理解する

デッド・キャット・バウンスの仕組みと構造を示す図解 — 相場心理

📌 投資判断のポイント

下落トレンド中に起きる一時的な反発で底打ちと誤認させる偽シグナル。空売りの買い戻しや機械的な過売り反応が原因だが下落の根本原因が解消されていないため再度急落に転じる。反発時の出来高が少なく移動平均線がレジスタンスになるのが見分けるポイント。

🏷 関連タグ

偽の反発 ベアトラップ 暴落局面

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