「注文頻度(Order Frequency)」とは
一言でいうと
注文頻度は、1人の顧客やアクティブユーザーが一定期間に何回注文するかを見る指標。ECやデリバリー、旅行、マーケットプレイスの利用習慣を測るために使われる。
詳しい仕組み・意味
注文頻度は、注文数をアクティブバイヤー数やMAUで割って考える。アクティブユーザー数が同じでも、注文頻度が上がればGMVやGross Bookingsは伸びやすい。逆に、ユーザー数が増えていても注文頻度が下がると、成長の質は弱くなる。
プラットフォーム企業では、注文頻度が高いほど顧客接点が増え、広告、サブスク、ロイヤルティプログラム、クロスセルの余地も広がる。頻度の高いサービスは、競合への乗り換えも起きにくくなることがある。
具体例・注意点
月間アクティブバイヤー100万人、月間注文数300万件なら、1人あたり月3回注文している計算になる。注文頻度が伸びる場合、リピート率や習慣化が改善している可能性がある。
注意点は、頻度が高くても1回あたり単価や粗利が低い場合、利益につながりにくいことだ。割引や送料無料で頻度を作っているだけなら、収益性に注意したい。
投資判断での使い方
注文頻度は、ユーザー基盤の質を見る指標である。MAU、アクティブバイヤー、AOV、コホート分析と組み合わせると、成長が一時的な新規獲得なのか、継続利用によるものかを判断しやすい。
頻度が上がると、顧客獲得費を一度払った後の回収機会が増えるため、LTVの改善につながりやすい。ロイヤルティ施策やサブスク導線の効果を見る材料にもなる。
📐 計算式・数値の目安
注文頻度 = 期間内の注文数 ÷ アクティブバイヤー数(またはアクティブユーザー数)
📌 投資判断のポイント
注文頻度はユーザーがどれだけ繰り返し使うかを見る指標。AOVや粗利率と合わせて収益性を確認する。
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関連用語
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MAUは、一定の30日または1か月の期間にサービスを利用したユーザー数を示す指標。SNS、アプリ、ゲーム、マーケットプレイスの利用者規模を見るために使われる。 MAUはMonthly Active Usersの略で、月間…
アクティブバイヤーは、一定期間内に購入などの条件を満たした買い手の数を示す指標。ECやマーケットプレイスの需要側の厚みを見るために使われる。 Active Buyersは、Etsyのようなマーケットプレイス企業が重視する…
AOVは、1回の注文あたり平均でいくら購入されているかを示す指標。EC、デリバリー、旅行予約、マーケットプレイスの売上やGMVを分解するときに使われる。 AOVはAverage Order Valueの略で、平均注文額と…
コホート分析は、同じ時期や同じ条件で獲得した顧客グループを追跡し、継続率、購入頻度、売上、解約率の変化を見る分析方法である。 Cohortは「同じ特徴を持つ集団」を意味する。たとえば2025年1月に獲得した顧客、特定キャ…
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