「ロゴリテンション(Logo Retention)」とは
一言でいうと
ロゴリテンションは、既存顧客のうち何社が契約を継続したかを見る指標。金額ではなく、顧客数やアカウント数をベースにした継続率である。
詳しい仕組み・意味
SaaSでは、売上の継続率を見るNRRやGRRだけでなく、顧客そのものが残っているかを見ることも重要になる。ロゴリテンションは、期初に存在した顧客のうち、期末にも契約している顧客の割合を測る。英語ではCustomer RetentionやLogo Retentionと呼ばれる。
NRRが100%を超えていても、一部の大口顧客の拡張で小口顧客の離脱が隠れている場合がある。ロゴリテンションを見ると、顧客基盤が広く安定しているのか、少数の大口顧客に支えられているのかを確認しやすい。
具体例・注意点
期初に顧客が100社あり、期末に90社が残っていればロゴリテンションは90%である。残った90社のアップセルが大きければNRRは110%になることもあるが、顧客数ベースでは10社を失っている。
注意点は、顧客の定義で数字が変わることだ。親会社単位で数えるのか、契約アカウント単位で数えるのか、無料顧客を含めるのかを確認したい。SMB向けとエンタープライズ向けでも自然な水準は異なる。
投資判断での使い方
ロゴリテンションは、SaaS企業の顧客基盤の粘りを読む指標になる。NRR、GRR、チャーンレートと並べることで、売上継続が大口拡張に依存しているのか、幅広い顧客満足に支えられているのかを見分けやすい。
📐 計算式・数値の目安
ロゴリテンション = 期末まで残った既存顧客数 ÷ 期初既存顧客数 × 100
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