投資の世界に足を踏み入れたものの、PER、PBR、EPS…と、アルファベット3文字の指標ばかりでチンプンカンプン!どの銘柄を選べばいいのかさっぱり分からない…。こんな経験、ありませんか?これらの指標を理解しないまま投資を続けると、割高な株を買ってしまったり、本来の魅力的な投資機会を見逃してしまう可能性があります。逆に、これらの指標を理解すれば、企業の価値を正しく評価し、自分に合った投資戦略を立てることができます。まるで宝探しの地図を手に入れたように、自分にぴったりの投資先を見つけ出すことができるのです。
PER(株価収益率)とは?- 結論ファーストで基本を解説
PER(株価収益率)とは、株価が1株当たり利益の何倍かを表す指標です。たとえば、1株当たり利益が100円の会社の株価が2,000円なら、PERは20倍です。これは、今の株価でこの会社を買収した場合、投資額を回収するのに20年かかる、という意味で捉えることができます。
【超図解】PERの仕組みをビジュアルで理解する
リンゴ農園を例に考えてみましょう。
* リンゴ(利益):1個100円
* 農園の値段(株価):2,000円
この場合、農園のPERは20倍です。つまり、リンゴを20個売れば農園の値段を回収できる計算になります。PERが低いほど割安、高いほど割高とされますが、成長性の高いリンゴ農園は、将来たくさんのリンゴを収穫できる可能性があるため、高いPERでも買いたい人が多くいます。
PBR(株価純資産倍率)とは?- 結論ファーストで基本を解説
PBR(株価純資産倍率)とは、株価が1株当たり純資産の何倍かを表す指標です。純資産とは、企業の総資産から負債を引いたものです。PBRが1倍を下回ると、株価が解散価値を下回っていることを意味します。
【超図解】PBRの仕組みをビジュアルで理解する
中古車販売店を例に考えてみましょう。
* 店と車の価値(純資産):1,000万円
* 店の売値(株価):800万円
この場合、PBRは0.8倍です。つまり、店を解体して車も売れば1,000万円になりますが、店ごと買う場合は800万円で済むということです。
EPS(1株当たり利益)とは?- 結論ファーストで基本を解説
EPS(1株当たり利益)とは、企業の当期純利益を発行済株式数で割ったものです。1株当たりどれだけの利益を上げているかを示す指標で、PERを計算する際にも使われます。
【超図解】EPSの仕組みをビジュアルで理解する
10人の友達で100万円の利益を出したとします。1人当たりの利益(EPS)は10万円です。もし友達が20人なら、1人当たり利益(EPS)は5万円になります。
配当利回りとは?- 結論ファーストで基本を解説
配当利回りとは、株価に対する年間配当金の割合です。100万円の株を買って年間5万円の配当金をもらえる場合、配当利回りは5%です。
【超図解】配当利回りの仕組みをビジュアルで理解する
アパート経営を例に考えてみましょう。1億円でアパートを購入し、年間500万円の家賃収入がある場合、配当利回りは5%です。
ROE(自己資本利益率)とは?- 結論ファーストで基本を解説
ROE(自己資本利益率)とは、自己資本を使ってどれだけ効率的に利益を上げているかを示す指標です。1億円を元手に2,000万円の利益を上げた場合、ROEは20%です。
【超図解】ROEの仕組みをビジュアルで理解する
パン屋を例に考えてみましょう。
* 自分の貯金(自己資本):100万円
* 1年間の利益:20万円
この場合、ROEは20%です。少ない自己資本で大きな利益を上げている、効率の良いパン屋と言えます。
【枠囲みデザイン適用】実践シミュレーション
もし毎月3万円をS&P500インデックスファンド(平均利回り7%と仮定)で運用したら?
1年後: 元本36万円 → 資産約38.6万円
5年後: 元本180万円 → 資産約222万円
10年後: 元本360万円 → 資産約502万円
〇〇のメリットとデメリット(注意点)
これらの指標を理解する最大のメリットは、企業の価値を多角的に評価できるようになることです。しかし、これらの指標はあくまでも参考値であり、1つの指標だけで投資判断をすべきではありません。他の指標や企業の将来性なども考慮する必要があります。
まとめ:今日から覚えるべき最重要ポイント
- PERは株価の割高・割安を判断する指標
- PBRは資産価値に対する株価の割高・割安を判断する指標
- 複数の指標を組み合わせて企業を分析することが重要
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