金融・資産運用 用語解説

投資信託やETFへの投資を考えているけど、専門用語が多くて難しそう…と感じていませんか? 特に「基準価額」って一体何?と疑問に思う方も多いでしょう。実は、この基準価額こそが投資信託を選ぶ上で最も重要な指標の一つなのです。基準価額を理解せずに投資すると、思わぬ損失を被る可能性も。逆に、基準価額の仕組みを理解すれば、自分に合った投資信託を選び、将来の資産を増やすための強力な武器になります。この記事では、投資初心者の方にも分かりやすく、基準価額の算出方法や分配金との関係、純資産総額との繋がりを丁寧に解説します。基準価額をマスターして、賢く投資を始めましょう!

基準価額とは?- まずは基本を1分で理解

基準価額とは、投資信託1口あたりの値段のことです。株式投資でいう株価のようなものだと考えてください。この値段は毎日変動し、投資信託の運用成績によって上がったり下がったりします。

なぜ重要?基準価額が投資判断の武器になる理由

基準価額は、投資信託の運用成績をダイレクトに反映するため、投資判断を行う上で非常に重要です。基準価額の推移を見ることで、その投資信託がどれくらい値上がり・値下がりしているか、ひいてはファンドマネージャーの運用能力の高さを判断することができます。また、複数の投資信託を比較する際にも、基準価額は重要な判断材料となります。

図解で学ぶ!基準価額の計算方法と目安

計算式: 基準価額 = 純資産総額 ÷ 発行済口数

例えば、純資産総額が10億円、発行済口数が100万口の場合、基準価額は10,000円となります。つまり、純資産総額が増えれば基準価額は上がり、逆に減れば基準価額は下がります。また、発行済口数が増えても基準価額は下がります。目安となる数値は投資信託の種類によって大きく異なるため、一概に割高・割安を判断することはできません。

実践!基準価額を投資にどう活かすか

証券会社のウェブサイトやアプリで、投資信託の情報を確認する際に、必ず基準価額の推移をチェックしましょう。過去1年、3年、5年といった長期的な推移を見ることで、その投資信託の安定性や成長性を判断することができます。また、複数の投資信託を比較する際には、基準価額だけでなく、純資産総額や分配金の有無なども考慮しながら総合的に判断することが重要です。

一緒に覚えたい!関連用語(純資産総額, 分配金)の解説

純資産総額: 投資信託が保有する資産の合計額から運用コストなどを差し引いた金額です。基準価額を計算する上で重要な要素となります。

分配金: 投資信託の運用益から投資家に支払われるお金のことです。分配金が支払われると、その分だけ純資産総額が減少し、基準価額も下がります。ただし、分配金は必ずしもプラスの要素ではなく、分配金によって利益が得られるとは限りません。

まとめ:重要ポイントの振り返り

  • 基準価額は投資信託1口あたりの値段
  • 基準価額 = 純資産総額 ÷ 発行済口数
  • 基準価額は投資信託の運用成績を反映する
  • 分配金が出ると基準価額は下がる
  • 基準価額だけでなく、純資産総額や分配金も考慮して投資判断を行う

免責事項

本記事で提供される情報は、教育および情報提供を目的としたものであり、その正確性や完全性を保証するものではありません。記載された内容は、記事作成時点での情報に基づいています。

また、本記事は特定の金融商品の購入や売却を推奨、勧誘するものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い申し上げます。

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