資産運用・投資 用語解説

「株価が下がったら買いたいのに、タイミングを逃してしまう…」
「気付いたら株価が急落していて大損!こんなはずじゃなかったのに…」
こんな経験、ありませんか?投資初心者にとって、注文方法や市場の仕組みを理解していないと思わぬ損失を被る可能性があります。逆に、これらの基礎知識を身につけることで、リスクを最小限に抑え、希望通りの価格で取引したり、損失をコントロールしたりすることが可能になります。この記事では、投資初心者必須の5つの用語、指値・成行・逆指値注文、スプレッド、流動性を図解とたとえ話を交えて分かりやすく解説します。これを読めば、あなたも自信を持って投資の世界に一歩踏み出せるはずです!

指値注文とは?- 結論ファーストで基本を解説

指値注文とは、買いたい、または売りたい価格を事前に指定する注文方法です。まるで、魚市場で「この値段でマグロを買いたい!」と伝えるようなものです。希望価格でしか取引しないので、予算管理しやすいのがメリットです。

【超図解】指値注文の仕組みをビジュアルで理解する

  • あなた:1株1000円でA社の株を買いたい!(指値注文)
  • 市場:A社の株価は現在1100円
  • 市場:A社の株価が1000円になったら、あなたの注文が成立!(約定)

たとえ話:自動販売機で120円のジュースを買おうとして100円玉を2枚入れたら、おつりが出てきて初めてジュースが出てくるイメージです。ちょうどいい金額(希望の価格)にならないと、取引(ジュースが出てくる)が成立しません。

もし毎月3万円を指値注文で積み立て投資したら?

※簡略化のため、常に希望価格で約定すると仮定、利回り5%で試算

1年後: 元本36万円 → 資産約37.8万円

5年後: 元本180万円 → 資産約230.8万円

10年後: 元本360万円 → 資産約558.7万円

指値注文のメリットとデメリット(注意点)

メリット:希望の価格で買える・売れるので、損失や利益をコントロールしやすい。
デメリット:希望価格に達しないと約定しないため、買い逃したり、売り逃したりする可能性がある。

成行注文とは?- 結論ファーストで基本を解説

成行注文とは、市場価格で即座に取引が成立する注文方法です。魚市場で「今あるマグロをすぐに買いたい!」と伝えるようなものです。すぐに取引したいときに便利です。

【超図解】成行注文の仕組みをビジュアルで理解する

  • あなた:A社の株を今すぐ買いたい!(成行注文)
  • 市場:A社の株価は現在1100円
  • 市場:あなたの注文が1100円で即成立!(約定)

たとえ話:スーパーで商品棚にある商品をレジに持っていって値段を確認せずに買うイメージです。「今すぐ欲しい!」という状況で役立ちます。

成行注文のメリットとデメリット(注意点)

メリット:すぐに約定する。
デメリット:市場価格に変動があると、想定外の価格で約定する可能性がある。

逆指値注文とは?- 結論ファーストで基本を解説

逆指値注文とは、設定した価格に達したら、損切りや利益確定のために売買を行う注文方法です。「株価がこの価格まで下がったら損切りしよう」といったリスク管理に使います。

【超図解】逆指値注文の仕組みをビジュアルで理解する

  • あなた:A社の株価が900円まで下がったら売却したい(逆指値注文)
  • 市場:A社の株価は現在1000円
  • 市場:A社の株価が900円になったら、あなたの注文が成立!(約定)

たとえ話:テーマパークのアトラクションの待ち時間を考えて、60分以上になったら諦めようと決めるようなものです。損失(待ち時間)を一定レベルに抑えるための戦略です。

逆指値注文のメリットとデメリット(注意点)

メリット:損失を限定できる、利益を確定できる。
デメリット:思惑と逆に価格が動いた場合、不必要な売買をしてしまう可能性がある。

スプレッドとは?- 結論ファーストで基本を解説

スプレッドとは、売値と買値の差額のことです。両替所で円をドルに交換する際、交換レートに手数料のような差があるのと同じです。

スプレッドのメリットとデメリット(注意点)

メリット:特にありません
デメリット:実質的な取引コストとなる。

流動性とは?- 結論ファーストで基本を解説

流動性とは、売買のしやすさのことです。人気商品はすぐに売り切れてしまいますが、不人気商品はいつまでも売れ残っている、そんなイメージです。

流動性のメリットとデメリット(注意点)

メリット:流動性が高いほど、希望の価格で売買しやすい。
デメリット:流動性が低いと、希望の価格で売買できない可能性がある。

まとめ:今日から覚えるべき最重要ポイント

  • 指値注文:希望価格で取引できるが、約定しない可能性もある。
  • 成行注文:すぐに約定するが、想定外の価格で取引される可能性もある。
  • 逆指値注文:損切りや利益確定に役立つ。

免責事項

本記事で提供される情報は、教育および情報提供を目的としたものであり、その正確性や完全性を保証するものではありません。記載された内容は、記事作成時点での情報に基づいています。

また、本記事は特定の金融商品の購入や売却を推奨、勧誘するものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い申し上げます。

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